例外なく我が友人達も、この大嵐に巻き込まれ、イギリスで働いていた友人達が、続々とカナダへ帰国してきました。
とはいっても、 Double Negative Visual Effects in UKで働いていた人になると、地元で仕事を探す気にはなれないようで。大手が集まっているバンクーバーに絞って就職活動が活発に♡
Layoffが決まった瞬間から、Twitterや、Facebookで情報を公 開。手当たり次第情報を漁っておりました。 (*゚∀゚)
そもそも、イギリスにはカナダとは同盟国というのもあり、言語問題もなく、IELTSなどの英語テストを受ずとも、比較的、長期間の労働許可書が出 されるようです。
一昔なら、英ポンドが、カナダドルに大して高かったので。出稼ぎ要素もありましたが、最近は、カナダドルがUSドルよりも強い事もあって、魅力が落ちて来てるとはいえ。沢山のカナダ人が働きに出ています
いやぁ〜時代は本当に便利になった。レイオフされた30分後には世界中が知っているのだもの。
私達も漏れることもなく・・・誰がLayoffされたか、友人網で回って来ました。(# ゚Д゚)
そして、誘い?!会社自体もも、人出が足りていない所は直ぐにアーチスト獲得に走っていました。
とは言え、全世界のVFXのアーティストがバンクーバーは熱い!!!と思っていると思いますが。
今回の、この一連の閉鎖、レイオフにはバンクーバーの会社もガッツリ波に乗り込まれております。(;´゚д゚`)エエーやっぱり
カナダが本社である、ImageEngine以外の大手の会社は、アメリカやイギリスから来ている会社。
仕事ももちろん、本社から。
後ろ盾になる会社もしっかりある会社ではありますが、その分、仕事が無い時や危ない時は、ガッツリ人を減らして、その場をしのぎます。
でもなぜ今?閉鎖や、レイオフが続いたか?
Rhythm&Huesバンクーバーもレイオフ・・・。 Rhythm And Huesは独立系の会社の為、今回のLayoff、TimeOffはプロジェクトの遅れ、再撮によるものかと。
じゃあそれ以外の会社は?と言いますと・・・・
すでに春先にガッツリ( TДT)レイオフをしていて、かなり少ない人数で回しているようです。
MPCも自社ビルを作って、SONY、DDも新しくビルを借りたりしていましたが。。。
チームは予定よりかなり小さめ。
と言うのも、ちょうど、次のプロジェクトへ移行する合間であったり。とかいい事言いたいのは・・・山々ですが。。。。
そもそも、私がカナダに来て10年。今年はこんなに???という程プロジェクトの進行が遅れている&再撮影が行われる。
それに加 えて、カット数が予定より数%減っている。 普段だと、数%カット数が増えて困るといった事はあれど、そして、少々の公開は延長があれど。減るなんって事は滅多にありえないんす!!!! By マネージャー
他の国からの友人達からは「税金控除のお陰でバンクーバーは調子がいいのだろう?」と聞かれますが。。。。
実際私が働いている会社でも、幾つかのプロジェクトで数%のカットが減り。大打撃∑(゚Д゚)ガーン
辛うじて首の皮1枚で繋がっているような感じ。
1つのプロジェクトならまだしも、それが年がん間いや、1/4期で数プロジェクトなると、どこの会社もお手上げです。
あとは、DDの様に危ない噂があると中々人が集まりにくい。
ILMのようにスタジオの立地条件に問題がある。(興味のある人がいれば書きます)
今年は本当に・・・大嵐なんです。そうなんですぅ!!!
ここに来て、バンクーバーのVFX業界も少し変化してきたように思います。
大手も、こんなに大打撃を受けている為、中小VFXのZoicやMethod,Prime Focus等は映画以外、TVやCMでなんとかやり過ごしている感じ。
勿論、そういうプロジェクトに巻き込まれなかった会社も沢山あるので、一概にも言えませんが、規模が大きくなるほど、今回の一連はダメージが多いいようです。
今まで、働いてきて、プロジェクトが急遽中止になった事も、延長され過ぎて1年やり続けた事。リリースに間に合わずに、毎週新しいバージョンで公開へ踏み切った物も。色々ありますが、ある程度想定の範囲内。。。。
でも今回、大手は数プロジェクトが重なってしまった為に、スケジュールも予算も想定外になってしまっているようです。
ちなみに、再撮影、延期(制作が間に合わない物&計画的延長した物も含めて)
- Identity Thief、
- 47 Ronin、
- Jurassic Park in 3D 、
- About Time 、
- Kick-Ass2 、
- R.I.P.D 、
- 2 Guns 、
- Jack the Giant Killer、
- Life of Pi 、
-
G.I. Joe: Retaliation、
これ以外にも公式で発表されていない物を含めると、かなりの数。
バンクーバーでもレイオフされた組は、モントリオール、ニュージーランドへ移動するや、Visaが切れてしまったのでアメリカへ帰国。 周りだけでも数人バンクーバーの地を離れてしまいました。まだ残っている友人の中でも、Wetaや、シンガポールの長期のコントラクトに魅せられて移動を予定している者も。
移動や、不安定な業界。税金の控除が魅力と言われる、バンクーバーも例外ではなかったようです。
とは言え、10月になると、どこの会社も再び忙しくなるようですが。。。。
予定は予定・・・・大体遅れるし(^_^;)
ここ数年熱いと言われていたバンクーバーVFX業界も5年は持つだろう?と言われていましたが、デジタルドメインも危ないバンクーバー、もって3年、その後はどうなるのか全く想像もつきません。
こればっかりは先の読めない業界です。
とりあえず、もう少し、安心して働ける業界で合って欲しいのは山々なんですけどねぇ〜(╹◡╹)
現実逃避して、ベネチア映画祭の情報でも探ろうかなぁ〜(*´ڡ`●)
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