2012年7月25日水曜日

グリー、カナダに子会社を設立


グリー、カナダに子会社を設立
ゲーム産業が集積するバンクーバーで開発・運営強化
バンクーバーは世界でも有数のゲーム産業の集積地で、ライバルのディー・エヌ・エーをはじめ、EAカナダ、レリック・エンターテイメント(THQ)、ラ ディカル・エンターテインメント(アクティビジョン)、カプコン・スタジオ・バンクーバー、ロックスター・バンクーバーなど多数の企業がスタジオを置いて います。バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州も積極的な誘致活動を展開します。

ふぅ〜ん。この記事をまず読んで・・・Σ(゚д゚lll)ガーン
えっと。。。3つ程、間違ってやしませんか?前回の記事に書いた通りなんですけど。
閉鎖、移転、©も解雇が・・・━━(;゚Д゚)━━!!
       参照:ゲーム業界の変動
                  Radical Entertainmentの大量解雇

まぁ、そう思ってたのは私だけじゃないはず。
&そしてどうして、バンクーバーって思ったのも。私だけじゃないはず?

因みに、カナダの方のニュースではその事に付いても触れていました。 
*Japanese online game company GREE to open development studio in Vancouver


勿論、カナダ進出する事は、だいぶん前に決まっていた事だとは思うのですが、記事を書く人ももう少し、キチンとした情報の記事を書いていただきたいな・と。

さて、カナダに進出してきたのは、何もGreeだけではありません。
バンクーバーのダウンタウンに、現在DeNAもオフィスを構えています。

*DeNA、バンクーバーに開発スタジオ「DeNA Studios Canada」を設立

*DeNA will make its own social games abroad, opens Canadian studio


現在のところまだ20人程で、駐在さんが3人程の小さな会社であるようですが、うまく行けば、Gree同様オフィスを広げるようです。

実際、DeNAは在日本人の募集を大体的にやっていたようですが。在加日本人はまだ5人程度。これからもドンドン増やしていく予定?
確かに、日本人を採用するにに当たって、バンクーバー程見つかりやすい場所はないけれど、税金控除の事を考えて、東海岸(トロント、ケベック)での方が断然お得。
人口も多いい。


確かに、ITのメッカ、サンフランシスコより、物価は安く、時差がない。
でも、日本企業?!?!?!。
バンクーバー​の場合は15時間差、トロントやモントリオールの場合は11時間差。

つまり、日本が昼の時、前日のバンクーバーは深夜。トロントは朝明けるくらいの時間。東海岸との方が仕事しやすいと思うのだけれど。。。。


日本企業にとっては東海岸の方がよっぽどお得でだと思うんですけどね?。ふぅ〜ん(゜_゜)。
カナダ企業でさえバンクーバーから逃げてるのにどうして、バンクーバー何でしょうかね? 

どうしてですかぁ???GreeさDeNAさん

まぁ~、何かもっと知らない所でお得な事があるんでしょうか・・・っと。


それにしても、モバイルけーのゲームは本当に今は調子良いようですね〜。
APP系も凄い好調のようだし。
(因みにHootsuit 等もバンクーバーに本社を構える、政府が信用している、優良企業の一つです。)

一時期、コンプガチャ禁止でどうなるんだろう?と思ったけれども、まぁ、それでも、海外進出をするほど業績が良いんですね〜。

何はともあれ、日本の大手電気企業が成績不振の中、日系企業がカナダに進出してくれて、成功してくれる事はやっぱり誇らしいので。頑張って欲しいです。
 


2012年7月21日土曜日

Lay Offされる前の心がけ

前回も書きましたが、Lay Offや会社が潰れるなんって、カナダでは結構ー​普通。
そりゃ、そうなった時は落ち込むし、Σ(゚д゚lll)ガーンってなりますが。
そう言っても次に仕事を探すしかないし。

次の仕事が見つかるまで、3ヶ月や6ヶ月開くことも。。。まぁ、ありますよ
。。。っと。
運やタイミングが​良ければ、比較的​、間を空けずに働く事もできますが、そればっかりは、横のつながりや、HRと親密にしておくことでしょかね。
心の片隅に、置いておいてください。

仕事が、見つからないといって、ギャーギャー言っても見つからない時は見つからないし。
プロジェクトベースのVFXなら、それが当たり前。

ゴタク並べてないで。。。それなりのコネクションや経験値を上げないと。
常に、準備をしておかないと。
と・・・思うわけです。そういうのを延々聞かされるとね・・・(^_^;)
人は離れていってしまいますよ・・・と。
追記
やばい・・・メチャメチャ受けたビデオ​あったので、見てみてください。
私の気持ちを代弁​してた。
特にネガティブな人が回りにいる人!

やっぱり、ネガティブな人に悩まされるんでしょうかね?
私だけじゃなくて安心しましたが(^_^メ)。Stay away from ME!!! です。


      

 
さて、常に準備をっていうのは

  1. 同僚と良い関係を保つ事。
  2. 求人を常にチェックして、違う会社のプロジェクト状況を把握しておく
  3. 上司(SupervisorやLead)に自分の仕事を評価してもらえる仕事を心がける。
  4. 常に勉強をしておく
  5. ステイタスの確保(永住者には関係ありません)

  • 1つ目同僚と良い関係を保つ事は、他の会社のプロジェクト状況などを仕入れる事ができる  求人サイトが出る前に話を持ってきてもらえる。
  • 、2つ目の求人をチェックしておくにも当てはまります。
  • 3つ目上司に評価して貰える仕事を心がける。   関係が悪くて辞めた、なんて・・・もってのほか、理不尽な事はきちんと意見を言うのは構わないけれども、人間関係を友好に保つ様に心がけて下さい 
         北米では、日本以上に上司の評価が必要になる場合があります。 
         次の会社へ移動した場合、必ず上司からのReference letterを貰う必要がでてくるの  
       (Reference Letterとは=上司からの推薦書。新たに働く会社で提出を求めらます)
  • 4つ目、常に勉強しておく=後で述べます
  • 最後のステイタスの確保、Work Permitで滞在の場合、Visitor visaもしくはSutudent Visaに書き換える必要があります。滞在を望む場合、違法滞在、違法労働等に気をつけて、必ず、CIC の情報を常に確認して置く事が外国人労働者​には必要です。 
違法労働、違法滞在を知らずにした場合でも、今後、入国の禁止、移民申請が出来ないなどの問題になります。

 
長くなったので次回に3つ目の勉強をしておくにスッポトを当てて。

2012年7月20日金曜日

ゲーム業界の変動

ここ最近、VFXより、カナダのGame業界の動きが凄い激しいようですが・・・。あまり良くない方で・・・ヽ(´Д`;)ノアゥ...

今月の頭、Rockstar Games が、バンクーバのオフィスを閉じて、トロントへ移動を決定。理由はやっぱり、税金控除の排除額が魅力だから。\(^o^)/

18日に、Capcom Vancouverが7%に当る20人の解雇
理由は、プロジェクトの人員整理。(20人くらいでアナウンスするって、絶対裏があるに違いない・・・普通大手だと、その位の人数でアナウンスなんかしないと・・・思う。)

最近不振の?THQ57人いるQAチームを閉鎖
一部の人はモントリオールへ移動になったとのこと
              
                                    Rock Star Game      Capcom            THQ


どの会社も「バンクーバーのゲーム産業は衰退することなく、進んでいます!」と,
とってもポジティブな事を言いつつ、閉鎖、Lay offをしています・・・。(いやはや・・・)

Rockstarの記事の中にもあるように、映画やTV産業のVFXが近年発展してきた事も、ゲーム産業の衰退原因の一つの要因であるようです。

実際、今年に入ってから、UbisoftもVancouverのスタジオを閉鎖
Electronic Arts も大量のLayoffを執行。
そして、2005年に Disneyに買収されたPropaganda Gamesは昨年閉鎖。(300人程の従業員を段階的に全員解雇。因みに、現在Rythand and Hues studioが入っている。)
なんだか、弱肉強食ですが、そのうちVFX、だって同じ運命を辿る?可能性も見越しておかなくちゃいけない。明日は我が身?!ウワァァァァァァヽ(`Д´)ノァァァァァァン!
             
                                            Ubisoft                 Electronic Arts     Propaganda Games

さて、じゃあ、何故?モントリオールが最近、今まで以上にゲーム産業が盛んになってきたのか?やっぱり、税金の控除の魅力、誘致に力を入れているから。

なんだか、業界が常に最近、税金控除の話題をしている気がしますが・・・ヽ(´Д`;)ノアゥ...

モントリオールの税金控除は、VFXの税金控除と同様、37.5%。この数字はオンタリオ州と同様です。

でも、ここで少し違うのが、映画産業はモントリオールは一般的に、フランス語圏!!
地域によって、フランス語を第一言語に話す人も多く。要は街中が二ヶ国語で動いている。


それに対して、ケベック政府(モントリオールが在る州)は、「フランス語のゲームを作ったらもっと、税金控除を増やしますよ!」大作戦をしているものだから・・・。・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・

スタジオを移動してでも、徳をするという構造。

後はやっぱり、幾つかの記事で書いてあったけれども、
バンクーバーの家賃が高すぎる事もあげられる。
今までは、田舎のどーんと大きな会社で、どーんと数百人規模で雇えたものを。年々、土地の値段が上昇することで。雇用者の給料の上昇、物価の上昇がここ数年でグーンと変わってきてしまった。会社側もメリットを感じなくなって来たのも要因であると。


それ以外にも、ゲーム産業は映画産業のように、ハリウッドと同じ時間帯でミーティングする必要がない。バンクーバーじゃなきゃいけない理由はない。別に労働許可書も取りやすくない。映画産業ほどの控除が貰えない。メリットもないじゃん・・・。

反対に、映画産業は、控除が多いい上に、労働許可書が取りやすい。ハリウッドと時差がないのでミーティングなど、仕事が同時進行で行われる。メリットが沢山ある。

Blizzard
*5月の発表で Ubisoftトロントは、現在200人弱で、それを10年以内に、800人規模にする予定。因みにトロントオフィスも近年出来たばかりで、2,3年で200人規模に。

*Ubsoft モントリオールオフィスに関しては、現在2000人居るとのこと。
*EAモントリオールは750人。                                                                      
*Activision Blizzard も数年で数百人規模になる予定。
ドンドン発展して行くようです。

こんな雇用、絶対できない。VFXバンクーバー業界。
因みに現時点で一番、雇用人数が多いいのは、Image Engineで250人でしょう。
プロジェクトによりけりで、今後、Sony, MPCが300人規模。DD,R+Hが200~250人が最大規模。
でもプロジェクトが終われば、基本解散だし。コアメンバーは100人程度まで落ちる。

これは人口比率も関係していると思う。
モントリオールは何やかんや言ってもカナダ第2の大都市。
ケベック州の人口7,903,001人に対し、ブリティシュコロンビア4,400,057人。
約半分程しか居ない。
それに、バンクーバーのダウンタウンは、学生が凄く多いい。英語を勉強する学生が世界中来るからか?有色人比率が高く、労働者も比較的外から来た人の方が多い様に感じる。

モントリオールは想像するよに、長く住んでいる移民や、地元の人の方が多い様に感じる。


United States loses video game jobs to Quebec
この記事のように、アメリカだけじゃなく、バンクーバーもGameの仕事を完全に失いつつある今日この頃です。

もっと頑張って欲しいよ。BC政府さん。。。☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノ


参照

2012年7月3日火曜日

Raimakerが中国の会社に

同じく、木曜日にRaimmakerが中国の会社 Xing Xing Digital Corp (ジェンジェン?)に買収されました。

Raimmakerと言えば、3Dのアニメーションで、カナダの有名な会社の一つ。
最近では、縮小に伴い、オフィスの一部をDigital Domainに貸していたりしたので、縮小傾向なのかな?と思っていましたが。

そうきましたか?という感じ。
色んな記事を読むと、会社の内側の様子が色々書かれていましたが、ちょっとゴチャッとした感じ。

比較的大きな会社だったので、買収には少しビックリしました。((((;゚Д゚))))

Xing Xing Digital Corpと言えば、中国ではTVで有名らしく。
(すみません・・・知りませんでした。)
英語の子供向けアニメーションを沢山している会社のようです。    
加えて、今後VFXの映画の方にも足を踏み入れるとか?
宿敵多し・・・☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ


     


会社が、買収、名前が変わるのも、カナダでは比較的・・・頻繁(苦笑)
買収にともない、上層部の入れ替わりや、色々とバタバタするのですが、まぁ、残されたアーティスト側としては、履歴書に(元xxxx会社)と書かなくちゃいけない事以外、変化もなく。
あるとしても、少し労働形態が変わる程度。
残れれば、ラッキー。人員整理されれば、アンラッキーって感じです。


世界中の企業が中国に買収されている昨今、昔の日本のバブル期のよう。
州は違えど、中国にカナダの、金山が買われたとか、そんな、バブリーな話をよく聞くカナダであります。。。

でも、とうとう、映像業界まで手が出てきましたか
=色々、中国経済は下火へと言っていますが、余裕なんでしょうね。

カナディアン曰く、「とうとう気づいたか、映画が金になる事を!!」だそうです。w
以前書いた物のように、諸外国から、中国へのアウトソーシングが増えているどころではなく、進出して来ました☆

中国以外でも、韓国の社長率いるToonBoxなど、日本を除くヽ(´Д`;)ノアゥ... 
アジア勢の進出が目覚しいカナダなのでありました。
因みに、ToonBoxは韓国政府が出資して、アニメーションの映画を現在製作中です。

日本は、色々・・・・出遅れ気味で悲しくなりますが。
自分が出来る限りのことをしようと・・・思う今日この頃なのでありました。☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノ





Radical Entertainmentの大量解雇

先週末に、色々動きがありました。。。よ?
まず一つ目が、

Radical Entertainmentが、大量にLayoff(日本語で一時解雇を意味しますが、実質、解雇です)


バンクーバーでも老舗の、ゲーム会社であった、Radical。
原因は、オンタリオ州や、ケベック州の税金控除額が37.5%に対して、ブリティッシュ・コロンビア州は、たったの、17%だったから。とか?               
(どうする、バンクーバーのVFX業界も・・・。オンタリオの方が税金控除高いぞ!)

第一報だと、会社が潰れた!!とちょっとしたパニックでしたが、どうやら、今まで発売されたゲームのサポートを、残された15-20人でやっていく。今後、開発、新しいゲームを作る事はないとの事。
会社自体が潰れた訳では無さそうです。遅かれ早かれなんでしょうけど・・・・ヽ(´Д`;)ノアゥ...

アーティストは全員、Layoffを食らってしまったようです。
どうやら、従業員が知らなかっただけで、計画的な雇用整理だった。
でも、実はこんな倒産話は、カナダでは比較的頻繁に聞きます

今回の場合は、全然、悪くない?状況。
  • 会社が残っている。
  • きちんと、最後の給料は払われるし、自分の仕事のデーターを貰う事が可能だから。
  • 契約内容によっては、退職金が払われる可能性もある。             (カナダの法律では、労働年数、契約によって、支払われる額があるので)

カナダで、会社が潰れる一般的な場合。
急に外に出されて、はい、さようなら~(ToT)/~~~ってのが一般的かと・・・。ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ
上層部だけは分かっているようですけどね。


こうなった場合、最後の給料は、会社の倒産処理が終わって、残っていた場合のみ支払われる。 =潰れる会社に資産がないので、ほとんど貰えないし、もらえた場合でも数ヶ月待機期間が設けられます。

労働許可書で働いている人の場合、Visaの有効期限内は国内に残れますが、有効期限後は直ちに、カナダを出国しなければなりません。
ここは、アメリカと違う所!Visaの有効期間ないであれば、次の就職活動をする事が可能
切れた場合でも、ビジタービザの申請が通れば、残って就職活動ができます。
最大6ヶ月の観光ビザの延長が可能。
Visaの延長が拒否された場合は、直ちに、出国する必要がありますが、理にかなった期間で出国すれば問題ありません。(大体、2~3週間以内)


こうなった時様に、いつでも、自分の技術をUPして、いつでも動けるようにしておくのが、エンターテイメント業界の宿命かと。┐(´∀`)┌ヤレヤレ


あまりにも、頻繁に聞く倒産のニュース、慣れっこになってしまいました。
怖いものです。

いざって時の為に準備しておきましょう。
日本の様はいかないし、安定職ではないので、神経図太くなるか、私みたいに諦めがついてるかじゃないと、耐えられなければ向かない職種です。

参照記事

次は、2つ目のニュース